こんにちは。chanです。
明治大学出身で、塾講師として4年間連続でMARCH以上の大学に合格者を輩出しました。

レベル別問題集とハイパートレーニングってどっち使えばいいんだろう

それぞれの違いは何なんだろう

いつから始めればいいんだろう
このような疑問にお答えしていきます。
塾講師として生徒に教える際に、レベル別問題集を使うべきかハイパートレーニングを使うべきか悩んだ経験があるので、この悩みはとてもよくわかります。
4年間教えてきた経験から、レベル別問題集とハイパートレーニングをどう活用していくべきか僕の中でハッキリしています。
この記事では、「レベル別問題集とハイパートレーニングのどちらを使うべきか」、「レベル別問題集とハイパートレーニングの効果的な使い方」という点を解説していきます。
なお、どちらを使うか迷いがちなのが『レベル別問題集4』と『ハイパートレーニング2』なので、その2冊を中心に説明します。
レベル別問題集とハイパートレーニングのどちらを使うべき

結論から言うと、どっちもやりましょう。
どちらか片方を押したいところなのですが、この2つの問題集は違いが大きいです。
まずはそれぞれの問題集の特徴を見ていきましょう。
(迷いがちなレベル別問題集4とハイパートレーニング2をピックアップしました)
- 英語長文レベル別問題集4
目標:センター試験高得点、中堅私大合格
難易度:センター4~5割程度で解ける
量:12題
CD:CD付き
精読:SVOCが振られている - 英語長文ハイパートレーニング2
目標:センターレベルの英文を早く正確に読める
難易度:センター6割~7割程度で解ける
量:12題
CD:CD付き
精読:SVOCが振られている
いかがでしょうか。

ほとんど同じじゃん!
こう思った方も多いかもしれません。
実際、著者は両方とも安河内哲也さんなので、問題集の作りに大きな違いは無いんです。
では、何が違うのかというと、問題の難易度です。
両方の問題集がセンター向けとなっているので違いがわかりにくいのですが、実際解いてみるとわかります。
ハイパートレーニング2の方が圧倒的に難しいです。
レベル別問題集4をギリギリ解けるようなレベルの人がハイパートレーニング2をやってもおそらくボロボロになるかと思います。
それほど難易度に差がある問題集なので、レベル別問題集とハイパートレーニングのどちらをやるべきかと言われたら、両方やったほうがいいよという結論になるわけです。

レベル別問題集4が終わったらどうしよう
レベル別問題集4を終えて、ハイパートレーニング2をやってもなかなか厳しいと思います。そんな方はレベル別問題集4の後に『やっておきたい英語長文300』に取りかかると良いです。
以下の記事で詳しく説明しているので、ぜひ見てみてください。
ここまでレベル別問題集4とハイパートレーニング2を両方やることをオススメしてきたので、次にそれぞれの問題集の効果的な使い方について説明していきます。興味のある方は勉強を始める前に読んでみてください。
英語長文レベル別問題集4の効果的な使い方
ゴール
英文読解に慣れて、センターで6割以上取れるようになる。
この問題集を終えたからといって、センターで高得点を取れるようにはならないです。この問題集を使って、英文読解がどのようなものなのか慣れていきましょう。
この問題集を終えたら、センター過去問演習に取り組み始め、並行して『やっておきたい英語長文300』を進めていくといいと思います。
いつから始めるべきか
大学受験に必要な単語や文法知識、英文解釈の勉強を一通り終えたタイミングで始めてみると良いでしょう。
時期は高3の夏休み前くらいですね。(早ければ早いほどいい)
勉強の目安は以下の通りです。
- 単語
→800語~1000語程度覚えた状態 - 文法
→1周以上終えている状態 - 英文解釈
→テキストを1冊終えている状態
あくまで目安ですが、以上のような状態であればレベル別問題集4は解けるはずです。
勉強する際のポイント
注意すべき点は2点です。
1点目は、英文解釈を全文やること。
まずは、時間を測って問題を普通に解きます。
解き終えたら、英文解釈をしていきましょう。この問題集を始める前に英文解釈の勉強を終えているはずです。英文解釈の勉強で学んだ知識の実践の場としてこの問題集を活用していきましょう。
この問題集は12題しか問題数が無いので、1題あたりの勉強の質をどれだけ上げられるかがポイントです。ただこなすだけではなく、1文を丁寧に把握する力を確実に身に着けていきましょう。
2個目の注意点は、CDをフル活用すること。

読解の問題集のCDなんていらないでしょ
こう思っている方もいるかもしれませんが、CDは音読学習のために使います。つまりはめちゃくちゃ大事ということです。
音読学習については以下の記事で解説しているので、絶対に読んでください。
解釈のテキストでも長文のテキストでも音読のやり方は同じです。
CDをフル活用して、勉強の質を上げていきましょう。
英語長文ハイパートレーニング2の効果的な使い方
ゴール
センターで8割以上取れるようになる。
この問題集はレベル別問題集4と比べると難しくなっていますが、やり遂げることができればセンター8割は十分に到達できるラインです。
この問題集を終えたら、私立の過去問題演習に取り組みつつ、並行して『レベル別問題集5』に進んでいくと良いと思います。
いつから始めるべきか
『やっておきたい英語長文300』をスムーズに読めるようになり、センターで6割~7割程度取れる力がついてきたら始めてみましょう。
時期は、高3の夏休みくらいですね。(早ければ早いほどいい)
勉強の目安は以下の通りです。
- 単語
→1500語程度覚えている状態。 - 文法
→ランダム問題集にも対応できる状態。
解釈は十分にできているはずなので、単語、文法が以上のようなレベルに達していれば、この問題集にも対応できるはずです。
勉強する際のポイント
英語長文レベル別問題集4の勉強のポイントと全く同じです。
まとめ
- レベル別問題集もハイパートレーニングも両方やるべき
- 英語長文レベル別問題集4はセンター4~5割レベル
- ハイパートレーニング2はセンター6割~7割レベル
- 英文解釈を全文やること
- CDをフル活用すること
著者が同じで、本の表紙に書いてある目標レベルも同じような問題集ですが、難易度には差があります。良質な問題集なので、両方取り組んで読解のレベルを上げていきましょう。
今回の記事はここまでですが、MARCHレベルを目指す方に向けて合格のためのロードマップを作成しました。MARCHに合格したい方は必見です。