こんにちは。chanです。
「大学に入ったらゼミに入るってよく聞くけど、そもそもゼミって何だろう」
「ゼミって必ず入らなければいけないの」
「ゼミに入ってないと就職活動に影響があるの」
などなどゼミに関しては、結構疑問があると思います。
そこで、現役大学生の僕がゼミに関して紹介していきたいと思います。
この記事は
- 大学選びをしているけど、ゼミについてよくわからないという高校生
- ゼミ選びを始める大学生、辞めようか悩んでいる大学生
には特に参考になると思います。
そもそもゼミとは
ゼミとは、およそ10人~20人くらいで1人の教授のもとで勉強をする小さいクラスのようなものです。
ゼミの特徴としては、教授が専攻しているテーマの勉強を学生主体で専門的に行うということです。
僕のゼミを例に出すと、
教授としてマーケティングを専攻している佐藤先生(仮名)がいます。
そこに、「マーケティングの勉強をしたい!」など様々な理由をもって、学生が応募します。
ちなみに、大学選びをする高校生は学部の名前だけではなく、ゼミの活動が盛んであるかどうかというところもしっかり見ておくと良いですよ。
僕の大学では、
商学部なのに商業だけではなく、歴史のゼミや文学のゼミがあったりと学部名にとらわれずに幅広い勉強ができます。
また、ゼミに入室する時期が大学1年生なのか、2年生なのか、3年生なのかといったところもパンフレットを見て、知っておくと良いですね。
少し話がそれましたが、無事にゼミに入ることができれば、大体10人~20人程度で佐藤先生のもとで学生主体で勉強を行うようになります。
大学の講義というのは、基本的に大教室で教授が一方的に話す形で行われます。
講義にもよりますが、人気講義だと1000人ほどの学生が大教室に集まって、1人の教授の講義を聞くという形をとることもあります。いわゆる「受動的な講義」です。
しかし、ゼミは10人~20人程度で1人の教授につくため、学生が発表を行うことが多いです。それに対し、教授がフィードバックをしていくという形で授業を進めていくため、普通の大学の講義とは全く違った形になります。
よくあるゼミの活動
あくまで勉強が第1ですが、課外活動を行うことが多いのも少人数で行うゼミならではの特徴です。
ここでは、いくつか代表的な活動をご紹介します。
ゼミ合宿
ホテルや合宿施設に行って、そこで1泊2日であったり、2泊3日であったり期間は様々ですが、合宿を行うゼミは非常に多いです。
勉強が第一の目的であることがほとんどなので、基本的には発表を行ったり、勉強会を行ったりします。
ただ、勉強だけで終わりではなく、せっかく出かけてるんだからということで、観光をしたり、BBQをしたりなんてこともよくありますよ。(ゼミによっては勉強をせずに、観光だけなんてことも、、)
ここでも、僕のゼミの例を出してご紹介します(笑)
僕は東京の大学に通っているのですが、ゼミ合宿では長野県の「湯河原」というところに行きました!
「千と千尋の神隠し」のモデルになったということでも有名な温泉地です。
そんな湯河原の宿に先生とゼミ生で行って、2泊3日で合宿を行いました。
そこでは勉強をした後に、BBQをしたり、温泉に入ったりと親睦を深めました。
普通の授業では、先生とここまで近い距離で関われることはないですし、学生同士の交流も基本的にはないです。
先生と近い距離で関わりながら、学生同士の交流も盛んなのがゼミの特徴と言えますね。
工場見学やフィールドワーク
勉強の一環で、工場に行ったり、フィールドワークを行ったり学校の外で活動をすることもよくあります。
僕は「西洋史」のゼミにも入っているのですが、
西洋史の勉強の一環で、美術館に見学に行ったり、歴史映画を見に行ったりなど学校の外で勉強することもあります。
基本的には大学の中で授業を行いますが、外に出て勉強するなど勉強の形態の幅が広いのもゼミの特徴ですね。
OB・OG会
これは僕のゼミでは行われていないのですが、行われているゼミも多いです。
ゼミを卒業したOBやOGが集まって、交流会を行うというのがOB・OG会です。
長年ゼミを持っている教授のゼミだと、30年前に卒業したOBが来たりなんてこともあるそうです。
ここで、実際に働いている人の話を聞いたり、人脈を作ったりすることで、就職活動を有利に進めることもできるなんて話も聞きました。
このように、縦のつながりがあることもゼミの特徴ですね。
必ず入らなければいけないの?
これは大学や学部によって、大きく異なります。
ですが、多くの場合はゼミに入らないでも卒業要件は満たせます。
ゼミに入ると
- 毎週授業に行かなければいけない
- 卒業論文を書かなければいけない
- 課外活動に時間を取られる
という場合があります。
大学の普通の講義であれば、多少は休んでもいいですが、ゼミはあまり気軽には休めないです。
卒業論文や課外活動の負担が大きいため、途中でやめたいと考える学生も多いです。
ゼミの就職活動への影響は?
ゼミに入るか、入らないかで重要なのは、おそらく「就職活動」への影響ですよね。
これに関しては、人によって意見が分かれるかもしれませんが、
「就職活動への影響はある」
というのが僕の意見です。
なぜかというと、就職活動で必出とも言える質問として以下のような質問があるからです。
- 「学生時代に力を入れたことは何ですか」
- 「学業で力を入れてきたことは何ですか」
1に関しては、力を入れてきたことのレパートリーに学業関連があれば、「真面目さ」のアピールはしやすいです。
企業には学生の本分は「学業」と考えている方も多いので、ゼミで真剣に活動してきたということを伝えることができれば、高評価をもらえるかもしれません。
問題になるのは、2に関してです。
1に関しては、部活動やアルバイトなどで頑張ったことをしっかり伝えることができれば、乗り切ることができるのですが、2に関してはそうはいきません。
ゼミに入らずに大学の普通の講義だけ受けていても、就職活動で語ることができるほどの勉強は基本的にはできないです。
しっかりと学業にも力を入れていたということを伝えるには、ゼミでの活動実績がある方が良いです。
こうした点から、ゼミに入ってないから悪いというわけではありませんが、学業に力を入れていたということを伝えられるという点で、ゼミは就職活動に影響があると言えます。
まとめ
- 1人の教授のもとで、10~20人ほどの学生が教授が専攻しているテーマを学生主体で専門的に研究する。
- 大学選びをする高校生は学部の勉強だけではなく、ゼミもしっかり見よう。
- 課外活動が多い。
⇒ゼミ合宿、フィールドワーク、OB・OG会など - 必ず入らなければいけないというわけではない。(大学によって異なる)
- 就職活動への影響はある。