
ターゲットって一日でどれくらい覚えるべきなんだろう

一日にどれくらい時間かければいいんだろう
今回はこのような疑問にお答えします。
ゆっくり丁寧にやるべきか、一気に進めるべきか迷うところですよね。
非常に迷うところですが、塾講師としての経験上答えは明確です。
この記事では、塾講師としての経験をもとにターゲット1900を一日にどれくらい覚えるべきか、どれくらい時間をかけるべきかといった点を解説していきます。
本記事の信頼性のために、以下に僕のプロフィールを載せておきます。
- chan
- 偏差値52から現役で明治大学合格
- 塾講師歴4年で4年連続MARCH以上に合格者輩出
一日に何個覚えるべきか

まず前提として、単語学習をいつ始めるかによって一日に何個覚えるべきか変わります。
そのため、時期ごとの目安を紹介します。
- 高1、高2の方
一日10個~15個 - 高3で6月までに始める方
一日30個 - 高3で6月以降に始める方
一日50個
この個数を見てどう思ったでしょうか。
1日10~15個はこなせそうだなと思うでしょう。高1、高2生はこれくらいのペースで着実に進めていっていいと思います。
ただ、30~50個となるとなかなか大変そうですよね。
実際大変です。
大変ですが、単語はだらだら長期間かけてやるよりもある程度スピード感をもってやったほうが良いんです。
なぜなら、知らない単語が多いと英語の勉強効率が悪いからです。
- 英文法
- 英文解釈
- 英語長文
- リスニング
英語といっても色々な勉強がありますが、何をするにしても単語がわからないと厳しいわけです。
単語を調べながら勉強してもいいですが、調べるのに時間がかかって効率が悪すぎます。
単語の知識がしっかりついていると、文法や長文などすべての英語の勉強の質が急激に上がります。
そのため、単語はスピード感を持って勉強して、早いうちに知識を固めておく必要があるんです。
ただ、スピードだけ意識して単語を勉強しては絶対にいけません。
単語勉強でポイントになるのは「スパイラル学習」です。

スパイラル学習?
こう思った方は、以下の記事を見てみてください。やってはいけない勉強方法とスパイラル学習について説明しています。
とにもかくにも単語学習においては、繰り返し見まくることが効果的です。
これは1日に覚える個数が多かろうと少なかろうと同じです。
⇒復習はしない
月曜日に10個覚える。
火曜日に10個覚える。
:
日曜日に10個覚える。
日曜日には月、火、水にやった単語は半分くらい忘れている。
覚えた単語を見返さずに、日曜日にもう一回確認してみると5割~7割くらい忘れてるんですよ。
人間の記憶能力ってそんなものです(笑)
1日10個ずつゆっくり進めていったとしても、復習の時間を取らないと全然記憶に定着しないです。
実際、僕が塾講師として教えているときに1日10個ずつ進めるように宿題を出していたときがありました。
1日10個覚えるのは簡単ですが、覚えた単語を忘れないようにキープし続けるのが大変なんですよね。
そこでわかったことが、しつこいくらい見まくることがめちゃくちゃ大事ってことです。
それからは月に1回くらいのペースで総まとめテストをやるようにしました。生徒は非常に大変そうでしたが(笑)
ただ、その総まとめテストを行うことで、強制的に前に覚えた単語を振り返らせることができて、結果的に定着率は飛躍的に向上しました。
1日に覚える個数が増えたとしても、復習の時間を確実に取れるなら全く問題ないんです。
月曜日に50個覚える。
火曜日に50個新しく覚える。&月曜日の50個も確認。
水曜日に50個新しく覚える。&月曜日、火曜日の100個も確認。
水曜日に50個新しく覚える。&月、火、水の150個も確認。
:
1日に覚える単語の量が増えれば増えるほど、スパイラル学習も大変になります。
ただ、これくらいやらないと本当に定着しないんですよ。
月曜日に覚えた単語は日曜日まで確認し続けないといけません。1週間繰り返し同じ単語を見続けていれば、さすがに記憶に定着します。
つまりは、スピード感だけ意識して進めるのではなく、定着しているか確認しながら進めろということです。
1日30~50個なら以上のようなスパイラル学習を頑張れば行えるはずです。
1日10~15個なら余裕です。
一日に何時間かけるべきか

単語勉強のためにかけていい時間は最大で3時間30分ですね。(1日50個覚える場合)

結構多い!
このように思った方もいるかもしれません。
ただ、先ほども説明しましたが、単語はだらだら長期間かけてやるよりもある程度スピード感をもってやったほうが良いんです。
英語の勉強を始めたてのときには、英語の勉強時間すべてを単語に使ってもいいです。
繰り返しになりますが、英単語は早いうちに固めておいたほうが良いんです。
単語は英語の勉強の土台になる非常に大事な部分になります。
単語を覚えていなければ、文法も英文解釈も長文も効率が下がってしまいます。
時間をかけて取り組んで、早く知識を固めましょう。
- 1日50個ペース
⇒3時間半あればスパイラル学習できる - 1日30個ペース
⇒2時間あればスパイラル学習できる - 1日10~15個ペース
⇒1時間あればスパイラル学習できる
ただ、かなり時間をかけるわけなので、スパイラル学習は欠かさずに行ってください。
ここで適当に進めてしまうと、時間をかけた割に定着していないという最悪の結末になってしまいます。
面倒だとしても、時間をかけてスパイラル方式で取り組んで早い段階で単語の知識を固めていきましょう。
まとめ
- 単語は早いうちに固めておく必要がある
- ゆっくりやってもスパイラル学習をしないとすぐに忘れる
- 1日に覚えるべき単語の量とかける時間
⇒高1、高2:10~15個、1時間
⇒高3の6月まで:30個、2時間
⇒高3の6月以降:50個、3時間30分