こんにちは。chanです。

現代文の点数は良い時も悪い時もある

結局現代文はセンスなんだよな、、
この記事を見ている方の多くは、このような悩みを抱えているのではないでしょうか。
実際、僕もこのような悩みを抱えていました。また、僕の教えてきた生徒たちもこのような悩みを抱えていることは非常に多かったです。
現代文のセンスがある人は確かにいます。そういう人たちは特に勉強せずとも毎回高得点を取ってるんですよね。僕はそういう人達が羨ましくて仕方なかったです(笑)
ただ、現代文の点数が安定しない人でも、勉強次第で安定するようになります。僕だけでなく、教えてきた生徒たちも勉強してから安定するようになることが多かったです。
そこで、この記事では現代文の点数を安定させるための具体的な勉強法を解説します。現代文の点数が安定しなくて悩んでいる方は参考にしてくださいね。
センター88点を取るまでの僕の話

現代文の点数が安定せずに悩んでいる人でも希望を捨てないでほしいので、 まずは僕がセンター88点を取るまでの話を簡単に紹介したいと思います。
僕は、英語・日本史は得意だったのですが、現代文だけがどうしても苦手でした。模試を受けて、成績が良いときもあるけど、ガクンと落ちる時もある。
つまりは、現代文の点数が安定していなかったわけです。
普段の過去問演習の時から点数の波が本当に激しく、ずっと悩んでいたので勉強時間を増やしてみたり、予備校の授業を受けてみたりあれこれやったわけですが、効果が無く、、

現代文の勉強なんてやっても無駄だ
こう思っている時期もありました。
ただ、夏過ぎ頃から勉強方法を変えてみたらしっかり成果として現れるようになったんです。最終的には、センターで88点を取れて、ずっと苦手意識の強かった国語が受験前には強みにまでなりました。
具体的な点数はこんな感じです。
6月:74点(評論=44点、小説=30点)
8月:50点(不明)
9月:58点(評論=40点、小説=18点)
11月:74点(評論=32点、小説=39点)
センター試験:88点(評論=50点、小説=38点)
上の点数はすべてマーク模試の点数なので書かなかったのですが、10月に受けた記述模試では現代文の偏差値が66でした。
このように、僕は現代文の点数が安定しなくて本当に悩んでいたわけですが、勉強したら安定するようになりました。今悩んでいる方も、希望を捨てずに勉強しましょう。
安定させるために、具体的にやった勉強については後程紹介していきます。
なぜ安定しないのか

そもそも、なぜ現代文の点数が安定しないのでしょうか。
僕自身の経験や、塾で生徒を教えている経験から言えることは、点数が安定しない人に共通しているのは、フィーリング頼りということです。

フィーリングなんかに頼ってないよ!
こう思うかもしれません。
実際、僕も点数が安定しなくて悩んでいたときには、自分が論理的に問題を解いていると思っていました。
ただ、あなたは解答の根拠を詳しく説明できるでしょうか。
よくあるのは、根拠になる文章を見つけられていても、解答を選ぶまでの経緯を詳しく説明できないパターンです。

〇ページの〇行目にこう書いてあるので、①を選びました
これは、根拠の説明がしっかりできているようで、実は説明できていないんです。根拠だと思っている文章の解釈を間違えていて、それらしい選択肢に引っかかってしまうことはよくあります。
結局、このような解き方は論理的な解き方に見えて、フィーリング頼りの解き方でしかありません。
たまたま、文章を通して言いたいこととフィーリングが合う時は高い点数になり、合わないときは低い点数になります。
つまりは、点数が安定せず、波が出るということです。
常に現代文で安定的に高得点を出すためには、フィーリング頼りの解き方をせず、どんな文章でも対応できるように論理的に読むことが大切です。
フィーリング頼りの解き方になっていないかどうか確認してみてください。根拠の説明をしっかりできていますか?
安定させるための具体的な勉強方法

では、フィーリング頼りではなく、論理的に解くにはどうすれば良いでしょうか。
論理的に解くための勉強方法を解説していきます。
現代文ゴロゴを使う
ゴロゴと言えば古文単語帳が有名ですが、現代文版もあるんです。
正直、ゴロ要素がどこにあるかはよくわかりません(笑)
ただ、文章を論理的に読む癖をつけることができるようになります。
現代文を記号化し線引きしながら読解していくことは、曖昧な読解や主観的な解答を避けるために最も有効なやり方といえる。「手を動かし」て記号化・線引きし、文章構造を「目に見える形」にすることで、現代文の読解力は飛躍的に向上する。
板野博行『現代文ゴロゴ解法公式集1 センター試験編』p.12
僕は色々勉強法を試してきましたが、この本のテクニックを基に勉強するのが一番即効性があったのは間違いないです。
実際に、文章に記号を振ったり、線を引いたり手を動かしていくことで、手っ取り早くフィーリング頼りの解き方から抜け出せます。
くり返しになりますが、フィーリング頼りではなく、論理的に読めるようになることが点数安定への近道です。
点数が安定しなくて悩んでいる方は絶対このテキストを使ってみましょう。
演習時から根拠の説明をする
くり返し書いていますが、何となく解答するのではなく、論理的に解答することが点数安定のために大事です。
この論理的に解答する練習のためには、演習のときに根拠の説明をすることが有効です。
聞いてくれる人がいるなら、誰かに聞いてもらうのが一番です。例えば、個別指導塾などでは聞いてもらいやすいですよね。根拠が曖昧だったら深く突っ込んでもらえると思います。
根拠の説明を人に説明できるくらいになると、論理的に読む力が確実に向上していますし、現代文の点数が安定していきます。
実際、僕も塾講師になって現代文を教えていて、受験していた時よりも読解力が間違いなく上がっています(笑)
なぜ上がっているのかと言ったら、生徒に納得してもらえるように、論理的に解答の根拠の説明をしなければいけない点が非常に大きいと思います。自分一人では何となく解答を選べたとしても、人に説明するとなるとそうはいかないですからね。
ただ、他人に説明を聞いてもらえないような状況の方が実際多いと思います。
僕も受験生の時にはそうでした。
そうした人は、独り言でも良いですし、頭の中で唱えるでも良いので、とにかく人に聞かせるつもりで解答を選んだ根拠の説明をする練習をしていきましょう。
何となく解答していると、どこかで説明に躓く場面が出てくるはずです。躓かないように説明する練習を普段からしていくことで、論理的に読む癖をつけることができます。
そうすれば、現代文の点数は安定化してきます。
この練習をしないでやみくもに演習していても、点数は安定しないです。面倒でも一つ一つの文章を丁寧に演習していくことが、論理的に読む力を向上させる上では一番手っ取り早いです。
とはいえ、1人で根拠の説明をするのは結構大変です。そのため、僕は現代文だけは塾の授業を受けるのは良いことだと思っています。特に個別指導塾です。
根拠の説明を聞いてもらえて、不十分な点は突っ込んでもらえる環境は個別指導塾ならではです。できれば、個別指導塾で先生をフル活用して、現代文を勉強することを僕はオススメします。
まとめ

現代文の点数が安定しない人でも、この記事の勉強法で論理的に読む力を身に着ければ点数が安定してきます。現代文の勉強は無駄なんて思わずに勉強していきましょう。
- 安定しない理由はフィーリング頼りだから
- 安定させるために論理的に読む力を身に着ける
- 具体的な勉強法
⇒ゴロゴを使う
⇒演習時に根拠の説明をする