こんにちは。chanです。

解釈の本なのに何でCDついてるんだろ

音読すると良いって聞くけど、どうやればいいのかわからない
こんな疑問を持ったことは無いでしょうか。
僕が受験生だったころは、周りの友人にはCDを捨ててるなんて人もいました。
塾講師として教え始めてからも、生徒にCD捨てた宣言を食らうことが1度ありました。
そこで、この記事では、『基礎英文解釈の技術100』の効果的なCDの使い方を紹介します。
※ちなみに、同じシリーズの『入門英文解釈の技術70』『英文解釈の技術100』でもこのCDの使い方は同じです。
この記事を見れば、
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英語長文の読解スピードが上がる
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リスニングでの聞き取りの精度が上がる
こんな効果を期待できます。
CDを正しく使わないなんて本当にもったいないので、ここでぜひ正しい使い方を知っていただければと思います。
CDの効果的な使い方を知らないと損

『基礎英文解釈の技術100』にはCDがついています。
このCDですが、あなたは効果的に使えているでしょうか。

CDはかさばるから捨てちゃったな~

CDがあるのは知ってるけど、使い方わからないから封したままだな~
こんな方はハッキリ言うと損します。
なぜかというと、
「丁寧に構造把握した文章を音読することで、読解スピードが上がる」
からです。
さらに、読解スピードだけでなく、音読することで「リスニング力アップ」も期待できます。
CDを使った音読にはこんなにもメリットがあるのに、CDを使わないのはもったいないですよね。
実際、これは僕の受験時代の例ですが、
音読を始めた後:リスニングの点数=40~45点くらい
これはかなり大きな変化でした。
ここまで「CDを使わないと損」という話をしてきましたが、次から具体的な使い方に話を移していきます。
CDを使った具体的な勉強手順

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英文の構造把握をする(SVを振るなど)
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英文の和訳をする
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リスニング(CDで正しい音を聞く)
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サイレントトランスレーション(音を聞きながら、頭の中で和訳する)
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リピーティング(CDに合わせて発音しつつ、頭の中で和訳する)
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シャドーイング(CDの音声より少し遅れて、発音する&頭の中で和訳)
1と2は通常の解釈本の使い方ですが、3~6までやることで圧倒的に質の高い勉強ができます。
3~6の注意点をもう少し細かく説明していきます。
リスニング
ここで注意して聞いておかないと、間違った音で発音を続けてしまいます。
それでは、リスニング力が上がるどころか下がってしまいます。
自己流の発音を正すように、正しい英語の発音を丁寧に聞き取りましょう。
目安は3~5回程度繰り返し聞くことです。
サイレントトランスレーション
文字通り「黙って翻訳」ということです。
発音はしなくていいので、以下の2つのことを意識してください。
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正しい音を聞く
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流れてくる英文のスピードに合わせて、頭の中で和訳
特に2に注意しましょう。
あまりについていけないと思ったら、1文1文区切りながらでも大丈夫です。
ここで、流れてくるスピードに合わせて訳を考えることが、「英語を英語のまま」捉える感覚につながっていきます。
「頭の中で和訳」とずっと書いてきましたが、実際は「意味を考える」の方が近いですね。
よくある例ですが、
I like soccer. (私はサッカーが好きです)
この文章があるときに、日本語の訳で考えると
I(私は)⇒soccer(サッカーが)⇒like(好きです)の順番で考えると思います。
しかし、CDの音声に合わせて意味を考えるときには
I(私は)⇒like(好き)⇒soccer(サッカーが)
というように書いてある順番のまま意味を捉えないとスピードについていけなくなります。
この流れが大事なんです。
この感覚が身につくと、「英語を英語のまま捉える」感覚が身につくことになります。
つまりは、読解スピードが格段に早くなります。
このように「CDのスピードに合わせて、意味を捉える」過程は成績アップのためにとても重要なので、惰性でCDを流さないようにしましょう。
リピーティング
意識すべきことは、以下の2つです。
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流れてくる英文のスピードに合わせて、頭の中で和訳
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どこで自分がつまずくのかを把握する
1に関しては先ほど紹介したので、2について補足していきます。
CDの音に合わせて発音&頭の中で意味を捉える作業をしていると、スムーズにCDの音についていけなくなる部分が出てくると思います。
ついていけなくなる部分が出てきたら、その箇所をくり返し再生してスムーズについていけるようにします。
そうすることで、多少文構造が複雑な文でもスムーズに読めるようになり、結果的に読解スピードアップにつながります。
シャドーイング
結構大変なんですけど、リスニング力の向上にかなり役に立ちます。
CDで流れてくる英文を聞き取れていないと、遅れて発音することができないんです。
最初のうちは1文1文区切りながらでも、全然大丈夫です。
『基礎英文解釈の技術100』には例文と演習問題がついていますが、各問題でこれまで紹介した手順で音読できれば、確実に力になりますよ。
まとめ
- CDの効果的な使い方を知らないと損
⇒CDを正しく使えば、「読解スピードアップ」「リスニング力アップ」 - CDを使った具体的な勉強手順
⇒英文の構造把握をする(SVを振るなど)
⇒英文の和訳をする
⇒リスニング(CDで正しい音を聞く)
⇒サイレントトランスレーション(音を聞きながら、頭の中で和訳する)
⇒リピーティング(CDに合わせて発音しつつ、頭の中で和訳する)
⇒シャドーイング(CDの音声より少し遅れて、発音する&頭の中で和訳)